過疎問題解消の鍵とは?
結婚相談NPOの影山です。
真鶴サテライト設立に伴い、過疎問題を解消すべく、まずは問題点の洗い出しを実施しています。
今回はその一環で実施したアンケート「あなたが「結婚後、田舎暮らしをしても良い」と感じる為に、新天地に求める事・条件は何ですか?」の結果をお知らせします。
移住アンケート実施概要
質問は50歳未満の所謂「一都三県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)」にお住いの独身男女に実施しました。
少し解凍条件が厳し過ぎたこともあり、有効回答数は95。「都市部」と「郊外」のどちらご出身か?の一問回答を足してお答えいただきました。
移住アンケート結果(複数回答可)
- 商業施設(スーパー、コンビニ含む) 29
- 人間関係(閉鎖的では無いか?等) 24
- 仕事 20
- 都心へのアクセス 14
- 環境(自然・大きな家) 11
- 病院 10
- 教育機関 4
以上がご回答いただいた主な移住条件でした。
サンプル数が少ないせいか実は出身種別はあまり影響が無かったのですが、人間関係についてだけ少し差があり、郊外出身者は「閉鎖的なコミュニティを嫌う」傾向にあり、都市部出身者は「過度な近所付き合いを嫌う」傾向にありました。
この辺りは少し前に話題になったこの書籍なども影響しているかもしれません。
この辺り、とても難しいバランスだと思いますが、こと都市部からの移住促進という意味では、密接な関係をうたい過ぎるのは逆効果の可能性もある事を意識した方が良さそうです。
うちのスタッフからヒアリングする限り、真鶴の皆様はとても温かい姿勢の一方で、その人に合わせた環境構築が可能な印象があるので、強みにもなりうると思います。
実は7番はコミュニティの延長線上ともいえそうですが、こちらはやはり子供がいじめられないか?などが気になるようです。
町としても対応に時間がかかる、仕事の関係や特に総合病院については、湯河原まで電車で3分といったロケーションもアピールできる点だと思います。ついつい都心部までのアクセスを意識しがちですが、小田原や熱海が近い事も真鶴の強みだと感じます。
実はランキングで次点に上がっていたのは「車が不要な事」でした。仲人をしていると本当に都市部での若者の車離れは深刻だと感じるので、こちらも要注意でしょう。(現に私も運転は好きですが、車は手放しています。)
真鶴は徒歩で生活が成り立つ状況にあると思いますが、私が通う間にも本屋さんの閉店が進んでいたりと、少し心配な一面もあります。コンビニは十分にありますが、駅前通りに関しては現状維持が望まれます。
車に関してはひょっとしたら郊外ほどシェアリングエコノミーが重要なのかも?しれません。
こうして洗い出すと、真鶴は不満点が少なく、ポテンシャルが高い町だとも言えると思います。
皆さんで情報を共有して、課題の解決に挑みましょう!
アンケート協力:ミルトーク